Tomo.t Studio 似顔絵・カリカチュアの世界大会で優勝した田畑伴和のサイトです。似顔絵イラストをはじめ、似顔絵通販、出張似顔絵イベントなど承っております。

日本顔学会ニューズレター50号『Now the Face』にて、ご紹介いただきました!

日本顔学会が年3回発行している会員誌の「now the face」のコーナーで、”今、を感じさせるKAOの人物“として、ご紹介いただきました。

日本顔学会ニューズレター

 

(出典 :日本顔学会ニューズレター50号[201212/21発行]より)

■高校時代、友人が描いた教師の似顔絵に感動したことが、似顔絵を描きはじめたきっかけだったそうです。
また、映画の看板屋もしくは 映画の看板屋だったお爺さまの影響もあるかもしれないといいます。
書き手の解釈とセンスにより、出演する役者さんやストーリー の特徴を捉えて表現する映画看板を見て育ったことは、田畑さんの今につながっているようです。

高校卒業の翌年に上京したその夏、人気番組「笑っていいとも ! 」の似顔絵コーナーに100人ほどの高倍率をくぐり抜け、見事出演。
作品はタモリさんをテーマとしたパラパラ漫画。ご本人いわく、当時 はかなりまじめな画風だったとか。

その後、小河原智子さん(顔学会会員、ISCAの前身の似顔絵世界大会で優勝)が、TV チャンピオン(テレビ東京)の似顔絵選手権で優勝した放送を見て衝撃を受け、
志願して小河原さんが代表を務める星の子プロダクションに所属し研鑽を積みます。
小河原さんの特徴のひとつである大胆なデフォルメには「ここまで崩しても似せられるんだ! 」と驚嘆したそうです。

■2011 年、ISCA の似顔絵世界大会で、田畑さんは総合優勝しました。
アメリカ、韓国、シンガポールなど、似顔絵文化が盛んな世界各国から作家が集まる大会。
この年はフロリダでの開催、参加者 約150人。
5日間の開催期間中に互いを描き合うそうです。

田畑さんはホテルにほぼ缶詰となり書き続けたといいます。
一方で、ご自身 もだいぶモデルとして描かれたそう。
審査は、作品賞、デザイン賞、 ユーモア賞などの分野別に参加者の投票で行われ、
田畑さんは作品賞 2 位、スタジオピース賞 1 位、カートゥーン賞 1 位、カラーテク ニック賞 3 位と上位を獲得し、総合優勝の栄冠に輝きます。

製作には目に留まることも意識し、個性とインパクトを出すよう心がけたそ うです。

出展作品は田畑さんのHP(http://tomotabata.com)で見られます。
楽しい作品がモデルさんと共に並んでいます。

 

■田畑さんは「似顔絵をアー トに高めたい」と、美術館での展示にも思いを馳せています。
しかし、似顔絵は大衆文化という認識が強く、現時点ではアート作品として飾る認識が美術館側にないそうです。
似顔絵の真髄である「似ている」という価値をいかに評価するのか、 時代や文化差を超えた共通評価をどう得るかなど、似顔絵とアートの間には一線を画す課題があるようです。

似顔絵は時間と心を共有しコミュニケーションを生むもの。
美術館で額縁の中に収めて鑑賞するだけでは、もったいないということなのかもしれません。

■田畑さんが似顔絵を描く原動力、それは「笑ってもらいたい」という思いなのだそうです。
その人を表現したいと、さじ加減を計りながら描き、相手に見せたときに笑ってくれると、とても嬉しいのだそうです。
他の作家さんのブログに、同業者も田畑さんに描いてもらいたいと並ぶ、という記述がありました。
描いてもらった人も嬉しくて、大人気なようすが伺えます。

表現のプロセスで考えていることを伺うと

「その人を見て、どういう人かを読み取って、イメージをふくらます。
これは誰もがしていること。似顔絵には表現のための技術が必要になりますが、人と向き合ってやっていることは皆さんとまったく同じですよ」

との答えが返ってきました。
確かに私たちは、人と会話をするときに相手の表情を見、何を思っているか、どう対応したらよいかと考えています。

言われてみればその通り、の気付きでした。

日本の似顔絵師は表情を読み取る能力が高く、キャラクター的に仕上げる能力も高いと、田畑さんは感じています。
このことが『日本の誇れる文化に』との思いにもつながっています。

田畑さんご自身は今後、似顔絵のさらなる発展形として立体的なグッズへの展開や、 バス一台やビル一棟まるごとを巨大な似顔絵で装飾するような大きな表現もしてみたいのだそうです。

似顔絵にはその場を明るく楽しい雰囲気にするチカラがある、と田畑さんは言い、それを具現化していらっしゃいます。
会員の皆様も似顔絵のチカラにあやかり、お正月には似顔絵書き初めで初笑いをいかがでしょう。

行く年も来る年も健やかで笑いの多い年でありますように。                                       (高野 ルリ子)


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