2011年7月、大阪にて似顔絵の国際大会「ISCA Minicon in Osaka 2011 ~NIGAOE祭~」を開催しましたので、こちらでご紹介します。
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「ISCA Minicon in Osaka 2011 ~NIGAOE祭~」とは?
母体はアメリカにある似顔絵アーティストの協会・ISCA(国際似顔絵協会)になります。私も過去に何度か参加しているのですが、毎年アメリカでISCA主催の似顔絵大会が行われています。
今回日本でも小さいけれど大会を開催しようということになり、ISCAの日本支部を有志で立ち上げ、その実行委員長を私がさせて頂きました。
大会のようす
似顔絵を描き合うメイン競技
広い部屋の中に、画材を広げて、会場内にいる人をモデルに描き合います。最後に自分の展示スペースに飾り、参加者全員で投票。1位を選びます。
似顔絵教室
幸運にも、大阪府立大学と堺市の協力を頂き、会場を提供頂いただけでなく、似顔絵(カリカチュア)の研究費として、運営費を援助して頂きました。
その代わりにこちらが「一般の方を招く競技」イベントを企画。
この協会の新たな可能性を提起出来たのではないか、と自負しております。
にがおえ広場
大会に参加している似顔絵アーティストに、低価格で似顔絵を描いてもらえる「にがおえ広場」。こちらも大会に参加しているアーティストにとっては、競技の一環でした。
似顔絵セッション
ひとりのモデルを選ばれた数名のアーティストが描いていき、そのようすをモニタに映しました。ほかのアーティストが描いているようすを見る機会が少ないので、非常に勉強になります。
(私も描き手として参加しました。)
セミナー
JERO氏の描き方講座のセミナー。普段どのように描いているのか、説明しながら、参加者もマネして同じように描いていきます。
なぜか、そのモデルを私がやっています。
講演
顔学会会長の原島先生による、顔にまつわるお話。
とても面白い話ばかりでした。
太鼓演奏
こちらは、もてなしとして『堺太鼓みくに』様に出演してもらい、太鼓演奏を披露してもらいました。海外からの参加も多かったので、初めて間近にみる太鼓演奏に感動されていました。
堺太鼓みくに様、ご協力ありがとうございました。
心配されたこと
今年の3月に東日本大震災があったことで、海外からのアーティストが参加を見合わせるなどがありました。確かに外国から見れば、日本は地震と原発の影響によって未だ『危険な』国に見えるはず。
そんな日本でも来てくれた、世界のアーティスト達に、本当に感謝しています。
日本からもたくさん参加してくれ、結果的に100人ものアーティストが集まり、とても賑わいを見せました。
まとめ
私自身、大会の運営を行うのは、初めての経験だったのでかなり難しいことも多く、課題も残りました。その分、ただ当たり前に”存在する”と思っていたかつての大会は、「今まで運営に携わった方々の惜しみない労力によって成り立っている」という事実に気が付くことができました。
本当に感謝しています。
今後も、似顔絵文化の向上のため、活動して行きたいと思っております。
ご参加いただいたアーティストの皆様、ご協力いただいた大阪府立大学と堺市の関係者様、堺太鼓みくに様、およびご協賛いただいた株式会社Too様、株式会社ワコム様、ホルベイン工業株式会社様、そしてこの大会運営に携わってくださったすべての方々、誠にありがとうございました!